204径?206径?缶の口径(大きさ)や種類について
こんにちはー!家飲みソムリエ 「コアライオン」です!
この記事では
- チューハイに使われている『缶』ってなにか違うの?
- いつも飲んでるチューハイの事について、もっと色々知りたい!
という人の為に、最近はもっぱら≪家飲み派≫のソムリエである私「コアライオン」が、
- パッと見で『204径』『206径』などの、缶の違いが分かる!
- 『缶蓋』の種類の違いが分かる!
を紹介します
『204径』『206径』ってなに?
簡単に言うと『缶の口径(大きさ)』の違いです
缶の口径を小さくすることによって、『アルミの使用量削減』『軽量化』となる為、CO2排出量が削減できるんですね
缶の口径(大きさ)がどんどん変わっています
先日、アサヒビールが『202径』を東洋製罐と共同開発して、北海道工場でテスト生産するという記事を書きました
まだ見ていない方は、こちらもご覧ください
どのくらい軽くなっているの?歴史は?
以下、アサヒビール調べによる、国内における缶蓋の変遷になります
年 | 缶蓋の種類 | 缶蓋のアルミ使用量 |
---|---|---|
1958~ | 209径、プルトップ | 5.40g |
1985~ | 206径、ステイオンタブ | 3.34~3.90g |
2013~ | 204径 | 3.20g |
2023~ | 202径 | 2.50g |
1958年は『209径』でした ←私も見たことないです
1985年には『206径』が主流となります ←これは今でも数多く使われています
2013年には『204径』が開発されて、どんどん小さくて軽くなっています
ここに『202径』が入ってくると、さらに小さく軽くなっていくんですね
個人的には、缶蓋がどのように進化していくのか、今後の動きに注目したいと思います!
缶の口径(大きさ)って、見た目違うの?
実は『パッと見』で分かるんです
今回は、『サントリー -196℃ ストロングゼロ ドライ』を例にしていきたいと思います
まずは正面画像です
どうですか?
何となく違いが分かりますでしょうか?
どこが違うかというと、
(左)が『204径』 (右)が『206径』 です
缶の上部分がちょっと違うの分かりますか?
(左)『204径』は、曲線がなめらかですよね!
(右)『206径』は、曲線が段になっています
これは『缶蓋』と『缶胴』をくっつけるときの、ネッキング方法による違いなんです
- (左)『204径』=曲線がなめらか=『スムースネック』
- (右)『206径』=曲線が段 =『段ネック』
気にしていないとあまり注目する部分ではないですが。今度なにかを購入するときに、ちょっと見てみると、面白いかもしれません
『缶蓋』の種類は?色々あるの?
先ほど同様『サントリー -196℃ ストロングゼロ ドライ』を例にしていきたいと思います
先ほどと同様の並びで、(左)が『204径』 (右)が『206径』 です
缶の『飲み口』部分に注目してください!
缶から『直飲み派』の方は、なんとなくわかると思いますが、(左)が『204径』は『広口』タイプ、(右)が『206径』は『狭口』タイプになっています
缶から直接飲むときは、(左)の広口タイプの方が、口にいっぱい入ってきます
同じフレーバーの商品でも、こういった違いがあるんですね
なぜこういった違いになるかというと、製造している場所が違うんです
先ほどと同様の並びで、(左)が『204径』 (右)が『206径』 です
製造所固有記号が違うのが分かりますでしょうか?
- (左)『204径』 製造所固有記号:+N
- (右)『206径』 製造所固有記号:+SE
(左)『204径』 製造所固有記号:+N で『サントリースピリッツ株式会社 梓の森工場』で製造されています
(右)『206径』 製造所固有記号:+SE で『和歌山ノーキョー食品工業株式会社』で製造されています
製造所の違いで『口径(大きさ)』や『開口部分の種類』も違ったりするんです
まとめ
今回は、チューハイに使用されている、『缶』に注目してみました
今度購入するときに、少し見てみると面白いかもしれません
『宅飲み』などで披露する『雑学』として使ってもらえれば幸いです
以上、コアライオンでした!